Flower stigma
わや
花びらを一枚一枚数えながら
足元に広がる優しい世界に落としていく
そこにどんな想いが込められているのか
知りたくて集めようとしたけれど
僕のプライドがそれを許さないんだ
カラフルだと思っていた道は
しおれて色を変えようとしていた
もし僕が拾っていたら
また一つの花になったのかな
ふわふわと風に舞う花びらを
暖かく見つめ続ける瞳
そこに何がうつっているのか
覗き込もうとするのだけれど
僕の目にはとても見えそうにないものだった
並べられていたはずの想いは
風がどこかにやってしまったみたいで…
もし僕が探してきたら
また一つの花に戻るのかな
そして気付いたんだ
花びらだけでは花になれないって
君がいないことには始まらないって