ぴーかん
大村 浩一

しろい あさ
さむい あさ
ひろい あざ
ひどい あざ


あかるい きみは
くらいせいかくの やつと
ちょうど つりあう


そとは はれ
ざまあみろ
せんたくが
おわるまで
いらだちながら


ぜんぜんちがうものに
なりたかった
ので
けす
せっかく
かいたところ
りこうなしじん
ではないので
きみらの
とぎすましかたに
さからって
どんき
どんとやき


きみたちきみたち
そんなになきさけんでは いけない
うんざりするはきけがする
きみたちがきみたちじしんでしかないことに
まるできづかないまんま
おもいおもいおおげさに
こえを あげつづけているすがたを
しょめいいちらんをながめていて
そうぞうしてしまった


あのひととでんわで
はなしているうち
ねむりかけて
ごみがころがっていく
はくちゅうむ
うっかりはなしてしまい
こわがらせる
テレビのすなのうず
デジタルになったらきえるの
だんだんあきチャンネルがなくなって
どこまわしてもこえからして
ものをうってる


さむい あさ
ほっとする
ほんと
けれど せんしゅうから
あのくろねこに
あえない


あっかします
これから
まちがいなく


2005/01/08 初稿 詩学ワークショップ青の日で発表
2005/01/16 部分改稿
大村 浩一


自由詩 ぴーかん Copyright 大村 浩一 2005-01-17 02:06:38
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