「嵐の夜」
ベンジャミン

 
屋根が雨に叩かれている
僕を濡らさないように

屋根は僕を守っている
何かから

けれど

どうしようもない雨音が
僕の何かを貫いて

濡れないはずの袖口が
どうしようもないほど

濡れてしまう

  


自由詩 「嵐の夜」 Copyright ベンジャミン 2014-02-15 01:10:48
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