私と他人
yamadahifumi




旋律が響き渡る時

時の鼓動が聞こえる

時間はいつも音もなく過ぎ去るが

それは「音」として現れざるを得ない

私には見えない無数の事が

私を取り巻いていつも私を

忘却の淵に立たせる

私がどんなに醜いか、私がどんなに美しいかを

ただ、私一人だけが知っているというのなら

他人とは一体、何なのか

それはもう一人の「私」なのだろうか



自由詩 私と他人 Copyright yamadahifumi 2013-12-18 18:47:43
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