ルーティーン
軽谷佑子

線路が繰り返し
ひとの声をつれ
あしもとにのびる
夏の繁茂が
覆いかぶさったまま

ことばが違う
ようだった
毎日同じ場所に立つ
建物にはただしく
光が射す

帰る道すがら
洗い残した皿に
水をためる

歩くさきは
いつまでもあかるかった
朝には靴を
はいて


自由詩 ルーティーン Copyright 軽谷佑子 2013-12-03 01:14:10
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