小癪な段差
朝焼彩茜色

凡に生き抜きたくはない 滑稽な道にはバナナの皮が咲き乱れる
シリアスな持ち主故 そんな気分には成れない 慣れる気質もない
半分ジョーダンの段差は知っている 

つまずくんだ 小癪なその段差に

神経過敏繊細を美徳に隠さないと 生かせない業がある
神経鈍感天然もしかり隠さないと 様にならない姿がある

どうでもよい 小癪なその段差に

魂ごと疲れに力を注いでしまう愚かさの羽をつける 逃避の空へ
シリアスな持ち主故 開き直ることに 生まれる前まで遡る
莫大な時間を逆撫でしてでも 開き直らなければならない 開拓の扉

小癪な段差に翻弄され滑る輩 シリアスに涙が出る


自由詩 小癪な段差 Copyright 朝焼彩茜色 2013-12-01 21:23:02
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