ハングリー・ゴールド
TAT
太陽に背く
光に唾を吐き
道徳を土足で蹴り上げる
なんえ
何ぞ文句でもあるんかいや?
百年も二百年も前から
俺はここで苦しんでいる
から
ここじゃお前が俺の後輩さ
千九百六十年代みたいなロックが聴きたい
千九百五十年代の終わりみたいなジャズが聴きたい
昔々ソ連を地獄に蹴り落としたアンドレイ・チカティロが遺したような
裁判記録を読みたい
ハートの6
スペードの6
クローバーの6
ダイヤの6
クローバーの6
自分で自分の出した札に吹いてしまって
しょうがないからオモチャ箱をひっくり返して
喧嘩の為の喧嘩に突入する
死んだくたばりぞこないみたいな外人の画家が高そうな椅子に座ってインタビューを受けているが
お前の絵なんか見た事ねぇよ
それはエースコックのワンタンメンよりもうまいのか?
お前は俺より上等な人間なのかよ?
自由詩
ハングリー・ゴールド
Copyright
TAT
2013-12-01 21:06:14
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