ホテルの窓の青
番田 


僕は何もない
僕だけが 一人
眠る もう 体は
見えなくなって 倒れた
思うことのない 広いベッドで
錆びついた窓を開けると
ひとり 疲れきった瞼は 僕に
いつも未来を諦めさせた


誰かとして 僕は
買うのだろう 眠いままの帰り道で
寂しい君と 夜道を帰って
体として その 感じる 暖かさを
だが一個の 見える 光のひとつが
彼方から やがて 僕に
分け与えられに来ることを願う
僕に 真の一人の恋人として



自由詩 ホテルの窓の青 Copyright 番田  2013-11-10 02:27:14
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