夜になっても愛は
草野春心
夜になっても
愛はきみの胸にあった
海のむこうでさびしくともる
うすぐらい光のように
いま、雨は
何処にも降っていない
ただそんな予感だけが、
あたりをかなしく濡らしている
獣たちが息をひそめ
音楽はピアノのなかで眠る
穏やかな栗色の巻き毛につつまれ
まちがいなくきみのものだった
夜になっても 愛は
自由詩
夜になっても愛は
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草野春心
2013-11-09 12:51:54
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春心恋歌