【 凪 】
泡沫恋歌

通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づかないで粗末に扱ってしまう
時々 
掌の上で転がしてみて
生命線の長さを確かめてみる

特別な人じゃない
ただ
笑顔が素敵なあなたに

 また会えますか?



                     2013/11/06



自由詩 【 凪 】 Copyright 泡沫恋歌 2013-11-06 11:52:08
notebook Home 戻る