たとえ毒でも
TAT




































たとえ毒でも


美しい紫色を飲むと決めたら


一息に仰ぐのが



それが男のど根性だろうが



それが女の性なんじゃないの


































































































































たとえ救いの無い
山犬の出る
暗闇の一本道でも









































































山犬を味方に付けて生きてけば良いんじゃないの
























































































女の昔話はあんま聞きたくないから

金と男の話以外やったら聞くわって

先に予防線を張る











男の昔話はいつも錆びていて

みっともなくて

愚かで

惨めだ




































































































































































































































































































たとえ毒でも

構わないからと心に決めて

一時の快楽に身を委ねたんだろうが





































































今更ガタガタ抜かすな



自由詩 たとえ毒でも Copyright TAT 2013-11-05 01:52:02
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