レール
石田とわ


     交わらない
     レールのようなもので
     いいのです
     どこまでも平行線
           
     おなじ景色を観て
     それぞれの思いがあり
     それがひとつでなくても

     しあわせなのだと

     目にする景色が
     おなじなだけで

     しあわせなのだと
     そう思うのです

     交わらなくていい
     傍らにいたいのです  





     


自由詩 レール Copyright 石田とわ 2013-10-26 01:54:17
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