週末
梓ゆい

会えると感じた、深夜の歌舞伎町。

都心へと向かう電車内は、乗客もまばらで

反対列車の人々の顔が

余計に疲れて見える。

(とくん。とくん。とくん。)

とくん
      とくん

とくん・とくん。。

微かな予感に確信を持ち


(とくん。とくん。とくん。)

とくん
      とくん

とくん・とくん。。

沈黙の中にある期待は今

(とくん。とくん。とくん。)

とくん
      とくん

とくん・とくん。。

もうすぐ会えそうな人のところへ向かい

(とくん。とくん。とくん。)

とくん
      とくん

とくん・とくん。。

東京大神宮のお守りを握り締める。







自由詩 週末 Copyright 梓ゆい 2013-10-23 00:50:05
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