感傷的な日
かの

屋上に出ないと
月は見えなかった

実際、現実、考えて
うまくいってないことばかり
月は
結局雲で見えなかった


汚いガムを
踏んだ、から
地団太を踏んだ
今日の午前9時
ぎこちない英語で
しゃべった、から
他の口はつぐんだ

午後2時
部屋で
昼寝

意識のない学生は
ニートよりもタチが悪い



君からのメールで、起き
マンションの岸へ

「ここからでは
何もきれいなものは見えないよ」
って送る、けど

ほんとは
「わたしには」見えないんだよ

なんとなく
泣いた


自由詩 感傷的な日 Copyright かの 2013-10-22 23:05:29
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