こころ
瑠依

 あんなに近かったというのに
 今ではこんなにも 遠い

 その手に触れること 簡単な距離
 なのに こころ あまりにも 遠い

 君をまっすぐに見据える
 視線 けして 交わらない

 微笑んだ顔 口の端上がってる
 眼 さめきったまま

 君に背を向け 立ち去った
 そっと後ろを 振り返る

 安堵の色が 浮かんでた

 こころ さようなら


自由詩 こころ Copyright 瑠依 2013-10-20 20:34:53
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