お手上げバランス
藤鈴呼

好きか 嫌いか 確かめながら
箸を 進める

此処が ジャングルだったなら
橋を 悠々と 渡れただろうか
端で 蹲って いただろうか

自問自答しながら
懐かしい気分に 浸る

時が過ぎても 家族愛は変わらず
悪戯心 旺盛で 
ふふっと 笑える 生活が 良い

バランスの取れた 見事な 倒立の 姿
揺れる 葦の如く 風に吹かれる会話が
最高に 心地 良いのです


丸みを帯びた きみ
全体で 穏やかさを 表現しているようで

全て 平仮名で 有ることで
何処かに秘密が 隠されても いるようで

それらを全て 忘れ去って 
両手を挙げて ( お 手 上 げ ? )


一日一度 必ず出会える
(喩え、直接 お目にかからなくとも)
太陽や 月の 存在と 

一年を 1ダースに分ける
「月」の感覚が
上手い具合に 絡み合う

自分以外の 心ばかり 見えなくするのも
如何なものかと思うし、

自分だけの心を 見えなくし続けるのも
苦しすぎると思うし、
バランスって 大切なのでしょうね

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自由詩 お手上げバランス Copyright 藤鈴呼 2013-10-16 18:46:16
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