見えぬ神
yamadahifumi

どんな言葉も適さない

どんな観念も届かないそんな思想が

肉体の奥深くには秘められている

人の計算の彼方

分子と分子のはじきあいでは計算出来ない何か

・・・そんなものが自然を支配している

「知る者」達は知れば知るほど未知の世界を楽しみ

そして、気付けば、天国の草原にいるのだろう・・・

無知を誇る者、そして、自分の鋭敏な脳の切れ味を

他者を切って確かめたい者・・・そうした者達はみんな

切る事のできぬものに切られる運命にある

我々はどうしても尊ばなければならないだろう

自分達が届かない彼方にいつも

見えない神が鎮座している事を




自由詩 見えぬ神 Copyright yamadahifumi 2013-10-13 07:47:03
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