輝き
ロドリゲス


夢だとすればそれはとてつもなく残酷で
現実だとすればそれはとてつもなく突然で

求めていたはずなのに
焦がれていたはずなのに
近づけそうになると怖くて震えが止まらない

手を伸ばすと触れられず
泡の様に消えてしまいそうで
何もできず苦しみにうずくまるだけ

張り裂けそうな胸を抱えて
闇の中から見上げる光は
いつものように遠くで煌めき
暖かそうに輝いている



自由詩 輝き Copyright ロドリゲス 2013-09-29 20:59:56
notebook Home 戻る  過去 未来