ジングルベルにHoly Night
北橋勇輝

十二月二十四日に
俺にメールしちゃうなんて
君の考え見え見えです
とか言って君のメールに俺は歓喜し
手元にあるベルを鳴らしてホーリーナイト

今夜は聖なる夜だから
朝が来るまで飲み明かそう
サンタクロースとかいう子供たちの夢を叶える
素晴らしき中年に俺はなりたかった
つーことでサンタクロースの格好をしてみたけれど
君の失笑、買っちゃったってこんな失笑、悪餓鬼にプレゼントしてやるよ

女の子は任天堂のゲームが好きだって言うから俺は去年、Wiiを買ったんだ
「俺の家にWiiあるから、この後、ちょっと遊ばない?」
これWiiを買う前の俺の妄想
ってここまできたら分かるよね。そう、俺のこの妄想は未だに叶えられてない
つーことで、俺の妄想を叶えてくれよサンタクロース

音楽が鳴り止むまで隣の人にプレゼントを回し続ける
お目当てのおてんば女子のプレゼントがもらえなかったからって悲しむ必要はないよ男子
帰り際、おてんば女子の手をこっそり握って君の家でダンスをするんだ
ダンスの音楽? そこはあえてプレゼント交換の時に使用した
無駄に愉快な音楽で



自由詩 ジングルベルにHoly Night Copyright 北橋勇輝 2013-09-17 18:58:40
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