いよいよのふたり
はるな

いよいよふたりは
白木のようにかわいて
最後をはじめようとしていた

日々や色や、音や
そんなようなものたちに別れを告げ
横たうだけで
ぎたぎたに壊れていく
その破片のすべてに
蜜のような告白がつまっていた



自由詩 いよいよのふたり Copyright はるな 2013-09-01 12:03:36
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