生真面目なアンタ
朝焼彩茜色




真に受け取るのは 生真面目な粋な魅力 アンタは

 傷つかない

されど 馬鹿にされたような余韻が眠りを妨げる 怒りで眠れないのは

 極悪に厄介 祓いまで若すぎて年輪を待っている 

気安くモノを申す口を △に一本切ってやるだけでは そんな三流な茶番

 性に合わないはずさアンタなら

だけど 覚えたての神隠しされた透明の遍く糸の繋ぎ あらゆる偶然をカウントしろ

 アンタはアンタの日付変更線を跨いだ時に 軸から回せるようになる

世界なんて心で補える どこも人は人 空は空 

 得る為の出来事しか用意はしてくれない カウントを纏めろ

他人様の小言もアンタにはもう聞こえないだろう

 生真面目な真に受ける手のひらに乗った 悔しい喰いしばるモノ

その中に手の皺に入る濃い柔軟線 深く刻んでいる 既に

 アンタが学び得た感覚と第六感は 人を傷つけてしまったらアンタが悉く

傷つく もう得ただろう

 アンタは人を幸せにするに値している 自信を持て

爪の甘さはない猜疑も同時に得ている二重曲線 醸し出す幕もない

 


自由詩 生真面目なアンタ Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-23 23:02:16
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