短歌と俳句と川柳と散文と現代詩
左屋百色

昼すぎ、
私の2メートル先
短歌と俳句と川柳が
歩いている
散文は空中を漂い
どこかとリンクする
一枚の写真が削除され
殺風景が投稿される
誰が言ったか知らないが
海は広いな大きいな
誰が言ったか知っている
現代詩は
海より広くて大きいぞ
私が言ったから
現代詩はここにある
ほら、
散文は繋がった
あなたの作品に必ずある
美しい空白を
ゆっくり歩くのが
好きなんです

誰にも読まれなくていいだなんて
別にいいだなんて
嘘つくな
そんな現代詩はありえない
ほら、
胸ひらけ
終わることのない
新しい現代詩のはじまりだよ



自由詩 短歌と俳句と川柳と散文と現代詩 Copyright 左屋百色 2013-08-23 15:08:13
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