甦る魂
ヒヤシンス


一杯の珈琲に人は人生を眺める事がある。
私は常にストレートでゆきたいが時にはミルクを入れたくなることもある。
私はあなたに想像の余地を与えない悪戯をしたくなる時があるが、
今回はやめておこう。ミルクなど大した問題でもないのだから。

一本の煙草の煙に人は人生を創造する事がある。
私は常に純粋でありたいが時には天邪鬼に徹したいこともある。
私はまたもやあなたに悪戯を仕掛けたい誘惑にかられるが、やはり今回はやめておく。
私が天邪鬼になったとて賢いあなたはすぐにそれを見破ってしまうだろうから。

人は自分の歩んできた人生を眺め、新たな路を創造してゆく。
たとえどんな人生でも明日はまた来る。
あなたは何度転んでも立ち上がり不死鳥のように甦る。

魂の灼熱。
私はいつどんな時でもあなたと邂逅する事が出来るだろう。
その都度私は改めて自分の存在する価値を認める事が出来るのだろう。


自由詩 甦る魂 Copyright ヒヤシンス 2013-08-05 03:02:38
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