孤独だなんて
藤鈴呼

見えるだろうか
砂粒のように
細かすぎる 神経細胞を 
串刺しにした 言葉だよ

誰かの微笑みに 同調出来る位
未だ
回復すら していない

だけど くるり まわすんだ

傘回しするほど 風は吹いて いないし
皿回しするほど 観客なんて いない

だけど くるり まわるんだ

踵を 返すんじゃ ないよ
サジを 投げるんでも ない
少しずつ 弧を描くんだ

孤独だなんて
もう 絶対に
言わせないから

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自由詩 孤独だなんて Copyright 藤鈴呼 2013-08-02 21:55:02
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