「せつぼうのはざま」
玉兎
となりの、しばは
あおい、というけれど
いくつになっても
いいなぁ、いいなぁ、と
たにんをうらやんでしまう
てのなかには
たくさんのしあわせを
だいているというのに
わたしはなぜ
こんなにも、どんよくなのだろう
わたしはなぜ
こんなにも、あせっているのだろう
わたしはなぜ
こんなにも、わがままなのだろう
わたしはなぜ
こんなにも、
みにくい
わたしさえいつまで
だいているのだろう
自由詩
「せつぼうのはざま」
Copyright
玉兎
2013-07-04 08:44:09