歌詞—3篇—
星☆風馬
「ネットを捨てよ町へ出よう」(2011年12月10日)
ネットを捨て町へ出よう
店へ、路上へ
ネットを捨て手紙を書こう
好きな人へ
ネットを捨てあの人に会いに行こう
ネットで知り合ったあの人に
ネットを捨て町へ出よう
町が変わる
人が変わる
ネットを捨て森へ、宇宙(そら)へ
宇宙(そら)を輝く星たち
時間を合わせれば
人が変わるよ、星とともに
時間を合わせれば、時間(とき)が変わるよ
星とともに
宇宙(そら)と時間(とき)が重なる
星とともに
異界が顔をのぞかせて
星とともに
異形の誰かと偶然出会う
ネットを捨て町へ出れば
「私」は「あなた」に会うだろう
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「石が物言う時」(2012年03月23日)
石碑が、墓が
河原の石がものを言う
神話を語り出す
みな、耳を傾ける
この河原には石炭が混じっているよ
手にした石炭が語り出す
ここの石炭は中生代第三期
一億年前に生きていた
巨木として生きていた
巨木と心合わせよう
手にした石炭から雄渾が湧き出している
この土は祖先
土をふみ
土とともに、そして
土へかえる
土を愛せよ
海を、山を、野を、川を
明かりひかり 灯かり光
あかりひかり あかりひかり
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「会話」(2013年06月22日)
むすびあう2つのせかい
君のせかいとぼくのせかい
が会話を交わす
見えない力で
君の生命をぼくに
ぼくの生命を君に
生きていること自体が言葉
もう言葉などいらず
生命が折り重なり
会話はつづく
皆がプルトニウムと共存する世界を
生命に満ちたら病気は治る
人類によるガン退治