柔らかな日差しに・・・
tamami

私は舞い降りた

そっと爪先で立ち

首筋と背筋を伸ばし

ふんわり舞い降りた

私は言の葉の妖精 


誰かが私を呼ぶ声に

そおっとふんわり

舞い降りた

私はここよそっと囁いた

私は言の花びらよ 
 

誰かが私を呼んだから

音もたてずに爪先で

驚かせないように

そおっとふんわり

舞い降りてきた  


驚かないで泣かないで 

怒らないで

耳を凝らして目を開けて

あなただけの

舞を見せてあげるから  


自由詩 柔らかな日差しに・・・ Copyright tamami 2013-05-30 05:15:44
notebook Home