クリスマス
かなりや

クリスマスが終わると気がぬけて
好きな男のことを忘れる
冬休みなんて、大掃除だのなんだのってウソついて会わないで
それで忘れる
ずっと会わないでいるから、名前もすぐには出てこない
シャンメリーのうたかたとともに
わたしの中から消えてゆく、好きだった男たち
わたしがクリスマスを恋人と過ごすのは、その人と一緒にいたいからじゃなくて、 
わたしの渾身のクリスマスを見届けてほしいから
だということに気付いたのは3年くらい前
今年の出来は、いかがだったかしら?


自由詩 クリスマス Copyright かなりや 2004-12-29 21:42:12
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