責任
吉岡ペペロ
肉体からでしか
たとえそれがおんなじことであっても
それぞれの肉体からでしか
ものごとは考えることが出来ないのだ
肉体とは
肉体そのもののことだ
環境のことだ
経験のことだ
知性や性格、出会いのことだ
信仰のことだ
信仰とは完全なる存在への畏怖と
その存在を複写して自己に貼付ける行為のことだ
複写や貼付けは強要できても
畏怖を強要することはできない
畏怖するものがちがっても
それはそれでいいじゃないか自然じゃないか
あのときぼくは
ぼくの肉体から出発して考えていた
軽々しく言えなかった
たとえあなたをみじめにさせようと
軽いことを言えなかった
じぶんのこころ
あなたのこころ
おかあさんのこと
ペットのこと
あなたの信仰のこと
そんなたいせつなことを
軽々しくは言えなかった
肉体からでしか
たとえそれがおんなじことであっても
それぞれの肉体からでしか
ものごとは考えることが出来ないのだ
肉体とは
肉体そのもののことだ
環境のことだ
経験のことだ
知性や性格、出会いのことだ
信仰のことだ
信仰とは完全なる存在への畏怖と
その存在を複写して自己に貼付ける行為のことだ
複写や貼付けは強要できても
畏怖を強要することはできない