世界は変えられないけれど
ドクダミ五十号
そんな力を”誰も”持っちゃいない
だから、一人から、一匹から、一輪から
俺かい? そうしてもらっているよ
恥も外聞も俺には無いよ
そもそも無い者だった
有る者以上に収めた
だから正当な権利だよ
その一部を
愛する人に行使して何が悪いの?
持てぬ者に世界は厳しい
持つ者の想像出来ぬほどに
それを変えようなんて思ってはいない
だけれども
蝶の羽根が起こす風のが
きっと暴風に影響を与える
世の中は混沌に向かうからだ
コインを弾いて 裏か 表か
確立は多数で「薄まる」か?
微笑みながらつまづきを
哄笑しつつ失敗を
神は死んだとしても
生きている者は記憶している
混沌からつまみ上げてもらう
ありがたい事を望んで
罵りの風を
私は昨夜夢を見た。遠い異国の空港に、大人になった姪っ子が、満面の笑を浮かべて、私を迎えてくれる。
「ずいぶんとくたびれたようふくとくつですね、どうですか、わたしがつくったものにかえませんか」
従兄弟が差し出す。 「ここはあなたのためのばしょです。だれのためのばしょでもありません」
そこでとぎれた
現実にしたい
どんなに叩かれようと