君への告白
文字綴り屋 ひじり

言葉にしなかったのなら
もっと君を楽にできたのだろうか?
君の手を掴まなかったのなら
もっと君を守ることができたのだろうか?

君に出逢わなかったのなら
僕は幸せだったのだろうか?
僕に出逢わなかったのなら
君は幸せだったのだろうか?

答えはいつも僕の胸にある
答えはいつも君の瞳にある

だから僕の右手は胸にかざし
左手は君の手をしっかりと握る

僕が君を守れないのなら
僕は君と共に傷くことを望む
僕が君を楽にできないのなら
僕は君と一緒に地に倒れよう

君の手を離さなければ
倒れて見上げる空さえも
未来への希望となるだろう
君の瞳を見つめ続ければ
僕の心を見失わずに
笑っていられるはずだろう


自由詩 君への告白 Copyright 文字綴り屋 ひじり 2013-04-30 21:26:31
notebook Home