ひとでなし
ドクダミ五十号


 かなしくったって はらはへる

 ちいさなともだちを まいそうした

 そのてでつくって くらうのか




 かなしみをくらいたりない かもしれず

 いきてしまうために ふにおとす

 よくかみしめるのが よいでしょう

 もっと もっと

 あじわうが よいでしょう

 どんどんと どんどんと

 そうして わたしは 薄情者で

 まんじりともせずに あさをむかえてしまうのでした


自由詩 ひとでなし Copyright ドクダミ五十号 2013-04-30 05:04:49
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