空虚な夜
ジム・プリマス

空虚な夜
流れている音楽も
今の僕には
よそよそしくて
どこかなじめない
身体が二つ重なっているような感覚
外側の僕は星をつかもうとしてる
内側の僕は内面の光をつかもうとしている
そしてどちら側の僕もそれがかなわなくて
身悶えしている。そんな感じだ
疾走感が欲しい
自分の車で町を流したい
自分の中でとどこうっている
澱みを吹き飛ばしたい
身体がだるい
妙に肩がこる
元気が出ない
誰とも会いたくない
そんな後ろ向きの気分をかかえたまま
時間だけがだらだらと流れてゆく



自由詩 空虚な夜 Copyright ジム・プリマス 2013-04-28 21:37:07
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