朧月

春どまんなか
土からは
いきおいよく命がうまれてくる

その上にいる私は
押され気味にゆれている
風はあたたかい

どっちへゆこう
きまりきった日常なのにおもう
人って
どこからきてどこへゆくのか
そんなことを考えている

春どまんなか
振り向かない昨日に
いたはずの人を想い浮かべる


自由詩Copyright 朧月 2013-04-27 09:57:05
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