溺愛
ジュリエット




泳ぎが得意な僕にも
君という名の海は深すぎたらしい

気づけば潜りすぎてもう水面には戻れないね

それでも君は煌めいていて
いつまでも光は届いていて

僕はまた
深く深く溺れていくの

もう痛みも苦しみも
泡になって弾けていったから

いつか君に届くまで
僕は溺れ続けるの





自由詩 溺愛 Copyright ジュリエット 2013-04-20 00:35:04
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