cosmos
佐東


発光する
旅人
のような
まなうらに
堆積する
ちいさな花を
焼べながら
浮遊する
小鳥の声色で
女の子の群れが
葡萄水をまきちらし
りるりるりる

目のまえを
よこぎってゆく

(星と
(おしゃべりするの
(やくそく
(うまれるまえから
(しているの


夜を渡れ!

いっとう
軽いこきゅうで
金平糖が
驟雨のように
ふりそそぐ









自由詩 cosmos Copyright 佐東 2013-04-05 16:21:03
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