白木蓮
梅昆布茶

白木蓮匂い立つ日になに想う空よ

正論を掲げた君の私論哀しい

儚くも忘れじの記憶桜に辿る

室外機の上忘れられた鉢よっつ

春日の主無き部屋花一輪

菜の花の黄色に埋もれて眠る夕暮れ

春の宵金で付き金で壊れる関係性

言った言わぬで不毛な議論の花見客

桜の下に眠る想いよ花と咲け

白木蓮仄かに浮かべ月一つ



俳句 白木蓮 Copyright 梅昆布茶 2013-03-29 11:36:53
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