時の雨
一般詩人-

時が雨として降りしきる

そして時から隔離された部屋の中で僕はぼんやりと外を眺めている

細やかな粒として

時は風に吹かれて舞う

時計は動かない

時は全て雨になってしまったから

小さな子供が傘もささずに雨の中を駆け回っている

あの子はきっと時の匂いがするのだ



自由詩 時の雨 Copyright 一般詩人- 2013-03-29 01:24:42
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