津波
吉岡ペペロ

会社でも私生活でも

情熱や行動は伝わらないことが多い

それを告白されるとき

相手は遠いこころのようだ


津波の第一波がひいてゆく

お互いの残骸が非情だ

あれはなんだったのか

それでもあいつだけは

たったいっぽん残っている

津波の第ニ波がやって来る

すき放題やられている

それでもあいつだけは

たったいっぽん残っている


会社でも私生活でも

情熱や行動は伝わらないことが多い

それを告白されるとき

相手は遠いこころのようだ










自由詩 津波 Copyright 吉岡ペペロ 2013-03-22 22:54:30
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