百年の夢
服部 剛
伊東の老舗・東海館で
和室の窓外に、ゆらめく川の
水面
(
みなも
)
を
一羽の白鷺が横切った
一枚の枯葉が今
枝先を離れ、ゆらめく川の水面へ
身を
翻
(
ひるがえ
)
し宙を舞う
もし、一瞬というものが百年の夢ならば
今日、あなたは何をするだろう?
※ 初出:神奈川新聞(平成25年2月3日)に掲載。
自由詩
百年の夢
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服部 剛
2013-03-13 23:09:35
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