こころを見つめていた
吉岡ペペロ

こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだったのだ


清濁合わせのむひと

それはそのひとの人格を指すのではない

清いこころも汚いこころも

その肉体に

いちどはぜんぶ

通して生きているという生き様が

清濁合わせのむということなのだ

この肉体に

通すこころをえり好みしているようじゃあ

あの尊い方々の

こころを感じることなどできないのだ


こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだったのだ








自由詩 こころを見つめていた Copyright 吉岡ペペロ 2013-03-10 22:07:23
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