「時」と「空」
信天翁

    何にとらわれているのだろう
    気遣うことはまるでないのに
     つい目をやってしまうのだ
          壁カレンダーに
それは櫂のない無聊な生活感だろうか

       何にこだわっているのだろう
        気遣うことが突然できても
       とりあえず眺めてしまうのだ
             壁時計の秒針を
それは舵のない漂泊の性(さが)なのだろうか
 





自由詩 「時」と「空」 Copyright 信天翁 2013-03-01 21:38:33
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