遠く美しいものに捧ぐ
梅昆布茶

星は僕たちに距離を教える

月はときどき涙の処理のしかたなんかをけっこう親切に教えてくれる

隣の親父は怒鳴ってばかりで僕も親父なのでちょっと哀しいが


遠く切ないもの

六本木ヒルズの生活?

相性が悪かったけれども心底大好きだったモトカノ

母のちょっと豊かなおっぱいとか

路地裏の生活臭や

キャベツばっかり食ってた友達の青春だ


僕達は虫喰いばっかりだが

無農薬のしいていえば無脳の野菜でありたい


僕達は反骨する
石で在りたい

少なくとも水切りで投げられたら三回ぐらいは弾むそこそこの鋭さを持った石でありたい

遠く美しいものは

僕の範疇ではあるけれども

そのうち世界に感染させようと

企んではいるのだが










自由詩 遠く美しいものに捧ぐ Copyright 梅昆布茶 2013-02-28 23:34:15
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