浮き寝
朝焼彩茜色

いつもパズルばかり置いてゆく
今宵は ただ雨のそばで 宿りながら 解くのを止める

機能性に想いを寄せた ふかふかの布団 春色にまだ染めれない
仰向けに呼吸を睡眠体制に 海に浮く

クラゲ色の枕 私の夢をキャッチする
ハートの片割れが 魂に願いを告げに 海を泳ぐ

いつも同じ級のパズルを触って手放さない
一時停止の再生までの一押し

今宵は ただ香りの側で 漂いながら 海に浮く
意識をクラゲ色に透かせて

心透かせて


自由詩 浮き寝 Copyright 朝焼彩茜色 2013-02-26 22:06:15
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