独り言
Miyo

肺の中は毒が回り、血液はもっと忙しそうに体内を回る。
口の中の黄色い泥は、ペットボトルの水に流されて何処かへ消えていく。


ついこないだまで浅黒く煤けていたウッドデッキは、
いつ間にかところどころが腐り落ちて、ところどころが白く剥げてしまっていた。

雨に打たれすぎてしまったのだろうか?

それとも、誰も気になんか止めてくれなくていじけてしまったのだろうか。


ラベルの無いペットボトルを片手に、タバコを吹かす。

別に悲しいわけでもないのだ。
何も無いわけでもないのだ。

ただ僕はそれを言葉に出来ないだけで、
明日のことをただひたすら考えても、
明日には明日のことなんて何もわからなくなってしまう。

かっこつけた言葉も出てこない。


日差しは暖かく、いつまでも僕を考えこませようとしたが、
肌に突き刺さる冬の冷たい風が、僕に考えることをやめさせてくれた。

多分こうして日々を浪費していくのだろう。
そんな贅沢。


自由詩 独り言 Copyright Miyo 2013-02-25 13:54:07
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