独り言
Miyo
肺の中は毒が回り、血液はもっと忙しそうに体内を回る。
口の中の黄色い泥は、ペットボトルの水に流されて何処かへ消えていく。
ついこないだまで浅黒く煤けていたウッドデッキは、
いつ間にかところどころが腐り落ちて、ところどころが白く剥げてしまっていた。
雨に打たれすぎてしまったのだろうか?
それとも、誰も気になんか止めてくれなくていじけてしまったのだろうか。
ラベルの無いペットボトルを片手に、タバコを吹かす。
別に悲しいわけでもないのだ。
何も無いわけでもないのだ。
ただ僕はそれを言葉に出来ないだけで、
明日のことをただひたすら考えても、
明日には明日のことなんて何もわからなくなってしまう。
かっこつけた言葉も出てこない。
日差しは暖かく、いつまでも僕を考えこませようとしたが、
肌に突き刺さる冬の冷たい風が、僕に考えることをやめさせてくれた。
多分こうして日々を浪費していくのだろう。
そんな贅沢。