ステーション
*くろいうさぎ*

私が立っている
黄色い線を抜け…
あと…一歩…
…二歩
刹那
風を切るような通過列車が過ぎ通る
列車の窓に自分の顔がチラチラ写る
心臓がドクッと止まり
周り景色が灰色に成る

死の瞬間はこんな感じなのだろうか
考えるとゾクゾクと鳥肌がだった

列車が過ぎ
フッと降り返ると

バラバラになった私の体が落ちていた


自由詩 ステーション Copyright *くろいうさぎ* 2004-12-24 04:53:14
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