冬の終わりの彼女
もっぷ

どうしても転がってしまう
できそこないの
羊のぬいぐるみ
連れて帰って気がついて
でももう取り替えてもらうなんて
ありえなくて

きょうも昼間っから
転がってた彼女を
仕方ないなぁって少しの
がっかりとともに
なぜだろう目を細めて
愛しているわたしと
出会ってとても
うれしかった



自由詩 冬の終わりの彼女 Copyright もっぷ 2013-02-21 17:48:08
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