ジュリエット




その羽を広げるときが来たんだね

君の旅立ちを祝福するように
外ではほら
ほろほろと雪が降り始めた

君が忘れても
私は忘れないよ

その羽に包まれて
眠った毎日のこと

いつも見てた
必死で夢を追いかける
大きな背中


私たちにはきっと
「さよなら」は必要ないよね

私が羽ばたく君に笑顔でかける言葉は
「いってらっしゃい」

いつかまた会えるから
広げた羽を
太陽に煌めかせて
翔べ





自由詩Copyright ジュリエット 2013-02-18 23:47:17
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