触れる
ビル
人の心に 響く言葉は
なかなか 生み出せない
獣のように もだえながら
引き寄せられるように 同じようなことを書いた
爪も眉も顔すらも 変わっていくから
同じように 言葉も変わっていって欲しい
話したこともなければ これから会う気もない
心に触れる言葉は すやすやと眠っている
ふと逃げ出したくなって 実際に逃げた理由は
言葉の裏側に隠れていて どうにも見えない位置にいる
自分の終わりまで 続けていける気がした
変われそうな予感に どんなことよりも心が躍った
自由詩
触れる
Copyright
ビル
2013-02-17 18:16:38