ポケット一杯の愛
花形新次

ポケット一杯に
詰め込んだなかから
僕に冷たくした
あなたに
ひとつプレゼントする

色とりどり

とっておき
一番お似合いの
ヒラヒラがついた
ピンクを
あなたに投下する

あなたの頭上に
桃色のキノコ雲が
広がって
とてもきれい

野次馬は勘違いして
たまやーって
叫んでる

ええ、我ながら
いいことしたな
と思います

さあ、次は
僕を受け入れない
彼女に
紫を
投下しよう


自由詩 ポケット一杯の愛 Copyright 花形新次 2013-02-16 09:23:48
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